「うちの子お留守番苦手なんです…」最近こんな話をよく聞きます。室内犬が増え、ひとりになる時間が少ないわんちゃんが留守番をしようとした時、物を壊す・吠える・くんくんと鼻をならす・排泄の失敗などの問題行動をおこす場合があります。。

1）普段から飼い主さんの側を離れない子の場合 わんちゃんが大好きなおやつを用意して、飼い主さんと離れたマットの上で与えます。おやつを持って近づいてきたら取り上げ、マットの上に戻します。それを繰り返し、次第に距離を離していき、飼い主さんから離れた所に楽しい事があると学習させます。 2）外出時・帰宅時の飼い主さんの行動を見直してみましょう。 「いってくるね〜」「ただいま〜」と挨拶をしたり、オーバーアクションで抱きしめたりしていませんか？犬にとっては外出前と後のギャップを広げる事になり、あまり良い方法ではありません。外出前は一定時間（30分程度）無視すると良いでしょう。相手にして欲しくて、破壊行為や吠えても自分に注意を向ける事は無いと学習します。それは外出した後も決して戻って来ないという事を認識させ、問題行動を減らす効果もうまれます。帰宅時にも犬は待ちわびて大喜びするでしょう。しかし、帰宅のたび興奮することが繰り返されると、飼い主さんの帰宅を示す車の音、チャイムの音、人の声、足音に条件付けられて興奮（吠え）するようになってしまいます。物音はするのに帰ってこない…何とか呼ぼうと吠えたり、破壊行為を始めてしまいます。まず落ち着いてから（準備が整うまでクレートに入れるなどして）ただいまの挨拶をしてあげましょう。犬が落ち着いてから挨拶する事で、帰宅を連想させる条件付けが定着する事をさけることができます。 3）ひとりでもリラックスできるようにしましょう。 留守番＝不安でもあります。安心して寝られる場所を作ってあげてください。一番理想なのはサークルにベット・お気に入りのおもちゃをいれてあげる事、さみしがりやには飼い主さんの匂いのついた服をいれてあげても安心するでしょう。設置の場所はドアの近く・温度差の激しい場所・騒音のする場所は避けてあげて下さい。 その他、長持ちするおやつ（ガム・コングetc）を置いてあげる。かじられて困る物はどけておく。ＴＶ・ラジオなど人の声が聞こえる状態にしてあげる。 などわんちゃんが、安心してお留守番できる環境を作ってあげてください。

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